完成しました!


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意外と忙しかったのでブログ更新できませんでした。
やっとこさ、すずろメンタルクリニックが完成しましたのでご紹介します。

待合室です。
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受付カウンターです。
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診察室です。
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キッズルームです。
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正直、クリニックの設計は本業を忘れるくらい楽しかったのですが、意外と本業に活かせるヒントがたくさん転がっているなあと思いました。

ホームページでも公開してます。 

受付カウンターにタイルを敷き詰めてみました。


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受付カウンターは患者さんが必ずアプローチする重要なポイントなので少し意匠を凝らしてみました。
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中東っぽいタイルを貼りました。こんなタイルです。
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タイルは平らですがカウンターは弧を描いています。このタイルのサイズでギリギリいける弧の曲がり具合だそうです。
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個人的にはこの部分のアールが絶妙だと思いました。
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それにしても中東の模様ってとても迫力があって綺麗ですよね。下はカタールで撮影した窓の模様です。
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その昔、イスラム教は偶像崇拝禁止なので美術家たちは聖画を描けませんでした。その代わりに幾何学的な模様の配列を反復する手法を発達させて建物を装飾するようになりました。

この模様は、美術的に優れているのはもちろんのこと、緻密な数学的計算がそれを可能にしていたりするので、まさに美術と科学・異なる叡智の結晶なのでした。

ってゆーか、昔は美術と科学がそれほど遠くなかったということなのでしょうね。

クリニックにキッズルームを設置すること


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まえまえからクリニックにキッズルームがあればいいのになと思っておりました。
お店にキッズルームがあったら何かと助かるってことで。
アレコレ想像をふくらませながら設計さんにイメージ図を描いてもらうと。。。
キッズスペース イメージ図
きのこハウス!いい感じじゃないっすか!
コレでいきましょうというわけで、つくってもらいました。
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まだセメントでカタをつくっているところなので壁がダークグレーですが、最終的にはイメージ図のように薄い黄色で仕上げる予定なのです。
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きのこハウスの中からみたところ。天井に穴があいていて光が差し込みます。
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職人さんによると工作するのがとても大変だったそうですが、おかげさまでなんとかカタチになってよかったです!
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丸みこそ文化!?


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いま、中東から東ヨーロッパを旅行しているんですが、様々な場所でアーチ状の扉や窓がやたらと目につきました。


カタールのドーハ
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オーストリアのウィーン
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ポーランドのクラクフ
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構造物が丸いってだけでそれ自体どうってことないんですが、なんとなくみててなごみます。もののかたちがこころに作用するのはとても不思議なことです。

とはいえ、設計さんによるとアーチ状に細工することによって約2倍の資材が必要になるというムダが生じてしまいます。けして効率的ではありませんが『ムダこそ文化』つまり『丸みこそ文化』 ってことでしょうか。

すずろメンタルクリニックでは入り口の開口部のみをアーチ状に加工して、扉は四角いままにしています(丸い扉!?)。扉もアーチ状に加工することはコストが跳ね上がってしまいますので、コストをおさえつつ雰囲気を醸し出すという設計さんの創意工夫の賜物なのです。

木材をもとめて海を渡る


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すずろメンタルクリニックの待合室には、木製のカウンターやベンチを設置しようと目論んでいるのですが、新品の木材よりも古い木材を利用した方が雰囲気イイのではないでしょうか!?

というわけで、たまたま淡路島在住の知人が古い木材をみつけてくれたので設計のひとと一緒に物色してきたのです、明石海峡大橋を渡って淡路島まで!
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なんと20年間雨ざらしにされていた木材!ただのゴミにしかみえません。

上の方はボロボロで、下の方はグジュグジュです。素人目にみてもとてもじゃないけど使えそうにありません。

そこで、真ん中あたりをチェックしてみると…
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うん、悪くない。使えるかも!いや、むしろオモシロイかも!というわけで、さっそく寸法を測って運搬する算段をしてきました。
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古材に関するスペシャリストである設計さんによると、木材は30年ほど経過したくらいが一番安定するらしいのです。ちょうどその頃には取り壊されてしまうことが多いのでもったいない!という貴重な豆知識をいただきました。

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